豆腐本来のうまみを引き出す「生しぼり製法」 – マルツネの豆腐

早くも6月が過ぎ去ろうとしています。ずいぶん気温も上がり、夏の気配がすぐそこまでやってきました。

暑い季節には、のどごし爽やかなものが食べたくなります。
キン、と冷えた冷ややっこが食卓にあるだけで嬉しくなる方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するおすすめ商品は、株式会社 マルツネさんの豆腐。
マルツネさんは、35年前に日本で唯一の「生しぼり製法」による量産工場を完成させたメーカーです。

「とうふ本来の作り方」が生み出す、まろやかでほんのり甘い豆腐

豆腐は中国からやってきた食品で、中国では主食として用いられているとのこと。
そのため、中国では豆腐の苦み・渋みを嫌い、それが出ない「生しぼり製法」が主流だそうです。

対して、現在の日本では豆腐を効率的に量産できるのが強みの「煮とり製法」が主流です。
「煮とり製法」では大豆の皮や芽の部分も使用されますが、ここに豆腐の苦み・渋み成分が含まれています。かつて日本でも伝統的な手法として浸透していた「生しぼり製法」では、大豆の皮や芽を使わないため、“豆乳がとても濃く、まろやかでほんのりと甘い柔らかな口当たりのとうふが完成する”のだとか。

「100%国産大豆」へのこだわり

マルツネさんが作る豆腐のおいしさの秘密は、製法だけではありません。ほんのりと甘みのある豆腐を作るため、国産大豆だけが使用されています。輸入されてくる大豆は、もともと油を搾るために開発された品種で、マルツネさんの豆腐には適さないとのことです。

その他にも独自の基準をもって選ばれたこだわりの大豆を、マルツネさんが社屋を構える愛知県知立市が誇る良質で豊かな地下水に浸します。

たっぷりと土地の恵みを吸い込んだ大豆は、ここからさらに工程を経て、どんどんおいしい豆腐になっていきます。

量産が難しいと思われていた「生しぼり製法」

「生しぼり製法」の名前のとおり、通常は煮た大豆を絞って豆乳を作るところ、生のまま絞るそうです。

煮た大豆を絞る方がたくさんの豆乳を作れるため、量産には向いています。
しかし、マルツネさんは“大豆本来の甘みやまろやかさ”をもった豆腐にこだわり、35年前に「生しぼり製法」での量産に着手します。

35年前、東北大学の研究室の協力のもと、苦味、渋みを科学的に分析し開発を行いました。工場内の機械は牛乳や、果汁を絞る機械など別用途の機械をメーカー協力のもと独自に開発し、ついに日本で唯一の「生しぼり製法」による量産工場を完成させました。

https://www.marutsune.jp/company

こうした努力のおかげで、私たちも「生しぼり製法」で作られた豆腐を日頃からいただけるようになりました。豆腐そのもの、大豆そのもののおいしさが詰まった豆腐は、薬味や調味料がなくても主役として私たちを喜ばせてくれます。

マルツネさんのウェブサイトでは、商品ひとつひとつの説明はもちろん、豆腐をもっと楽しむためのレシピも紹介されています。ぜひご覧ください。

※当記事は、上記「マルツネ 公式サイト」に掲載されている情報を参照・引用しています。